鈴木貴子衆院議員 任期中の出産予定に賛否の声

12日に妊娠をブログで報告した鈴木貴子衆院議員に、任期中の出産予定に批判の声があると報道されている。が、ネットでの批判はあまり多くない印象。鈴木貴子議員は昨年10月カメラマンと結婚。任期は1年以上ある。

 

鈴木氏によれば、妊娠報告を祝福する声が多数寄せられている一方、「(国会議員の)任期中に妊娠なんていかがなものか」「公人としての自覚がない」「職務放棄か」など心ない声も届いているという。

産経新聞の取材に対し、鈴木氏は「さまざまな意見があることは承知しているが、中には簡単に受け止めることができない声もある」とした上で「私の元にこうした声があるということは、職場や環境が違っても大変な思いをしている女性が多くいるということだ。現職の国会議員として、今後、この経験を政策に反映していきたい」と話した。

鈴木貴子衆院議員が第1子を妊娠 「職務放棄か」など批判の声(2017年7月13日 18時8分 ライブドアニュース産経新聞)

毎日新聞では、2013年11月と2016年8月からそれぞれ4ヶ月の産休を取った鈴木宏美東京都新区議のインタビューを掲載。

■女性議員の産休公表で批判続々 前例少なく制度整備遅れ(毎日新聞2017年7月23日 19時12分(最終更新 7月24日 09時31分))

 

鈴木ひろみ議員はこう語る。

最初の産休中、ポスターに女性を侮辱する性的俗語が書き込まれた。フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にも「投票した人々への裏切り」「辞職すべきだ」などのメッセージがきた。

同記事では、社会的な観点から妊娠と公職のあり方についての専門家の意見を掲載している。

◇識者「バッシングは有権者自身の首を絞める」

 こうした歳費などの問題以前に、議員は有権者の負託を受けて必要な法律や条令を提案したり、行政の誤りをただしたりする公的存在で、権利として産休や育休を認められている賃金労働者と同列に扱うことはできない。だがそもそも、妊娠や出産は基本的人権であり、職業によって制限されることが許されるのか。

 女性活躍問題を取材するジャーナリストの治部(じぶ)れんげ氏は「日本には公共サービスの従事者に過剰な献身を求める風潮がある」と分析する。「どんな立場にあろうと、出産や育児を含む私生活とバランスを保ちながら活動する権利がある。この当たり前のことを改めてみなで共有すべきだ」と話し、議員の仕事と生活の両立を認めようと提案している。


 

申※栄(しん・きよん)・お茶の水女子大准教授(比較政治学)によると、英国で今年5月、下院議員選挙に立候補した妊娠中の女性候補を指して男性議員が「母親業で忙しくなるのに議員としてふさわしいか」「母親なのにきちんと子育てしないのか」などと発言し、「性差別だ」と批判を浴びた。

 韓国の国会では14年、現職議員が妊娠する初めてのケースがあった。しかし、女性議員は前例がないとして公表せずに翌年出産。後に「議員として堂々と働く女性の産む権利を訴えるべきだった」と後悔の念を口にした。


オーストラリアでは議場で授乳も
一方、オーストラリアでは4月、ケリー・オドワイヤー歳入・金融サービス担当相が現役閣僚として初めて産休を取得。5月には、ラリッサ・ウォーターズ上院議員(当時)が連邦議会史上初めて、議場内で生後2カ月の娘アリアちゃんに授乳し話題になった(同議員は授乳とは別の問題で今月辞職)。昨年、子連れで授乳などができるよう規則が改正されて実現した。

ウォーターズ議員はツイッターで授乳する自身の写真とともに「議会にはもっと女性や親である人たちが必要だ」と投稿。米紙ニューヨーク・タイムズの取材には「授乳は昔から行われてきた自然なことだ」と語った。


ネット上では「おしっこだって自然な行為だけど普通は隠れてする。彼女(ウォーターズ議員)は目立ちたいだけだ」という批判もあったが、公の場での授乳は大した問題ではない--というのが大勢の受け止め方のようだ。

 

同記事の締めくくりに、鈴木区議に寄せられた批判の一つが掲載されている。

前々から疑問に思っていました。議員て公人ですよね?議員はその選挙区の人々の声を世に伝える役目であるはず。それが義務のはずです。理由はどうあれ、議会を休んだらその義務を果たせません。投票した人々に対する裏切りです。女性の権利は尊重するし、女性が子供を産まない社会は破滅です。だからといって、それが免罪符にはなりません。

女性議員の産休公表で批判続々 前例少なく制度整備遅れ(毎日新聞2017年7月23日 19時12分(最終更新 7月24日 09時31分))

記事中で触れられた連邦議会で授乳したラリッサ・ウォーターズオーストラリア上院議員は、カナダとの二重国籍問題で7月18日に議員を辞職。

Larissa Waters, Former Senator for Queensland, Australian

 

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任期中の妊娠をよしとするか、好ましくないとするかは選択の問題

任期中の妊娠・出産をよしとするか否かについて考えてみ用。。

 

もし任期中に妊娠・出産するのが大統領や首相ならどうかを考えると、公職にあっても国民としての権利はあるはずとするのに無理が出てくる。

首相では極端だとするなら大臣や長官だったらどうか。

海運事故が生じた時、飛行機事故が起きた時、経済危機が発生したとき、分娩室にいるわけにはいかない。

予め代理を指名・引き継ぎをしていれば一応の問題はなくなるものの、産休明けに執務室で授乳する余裕があるかどうか。

 

一般の国会議員なら任期中の出産はいいけど大臣はむずかしいとするなら、どこまでならいいのかという線引が必要になる。

 

この線引に正解はないので、どちらが正しいか、どちらが妥当かではなく、どちらを選ぶかという選択の問題だと考えるべき事柄だろう。

 

鈴木貴子議員妊娠・出産に関するツイートまとめ

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