中国が実効支配する南シナ海ウッディー島で映画館が開館

2017年7月24日

ベトナムと中国が領有権を主張している西沙諸島(パラセル諸島)最大の島ウッディー島で7月22日、初の映画館が開館したと上海日報が伝えている。

⇒First cinema opens on South China Sea island(上海日報)

開館したのは「Sansha Yinlong Cinema」。22日の初上映作品は中国映画”The Eternity of Jiao Yulu”(Yong yuan de Jiao Yu Lu)。島の住民や兵士200人が鑑賞した。

映画館は4Kプロジェクションシステムや3Dも上映できる最新設備があり、少なくとも1日1本は上映する予定だと支配人は語っている。また、移動式の上映設備2台を用意し、他の市までの上映も行うという。

ウッディー島は西沙諸島最大の島で、中国は南海省三沙市という行政区分で実効支配をしている。三沙市はウッディー島を含む西沙諸島、南沙諸島、中沙諸島を管轄する地方政府としているが、事実上実効支配をしている西沙諸島のみが管轄となっている。

ウッディー島には幼稚園や小学校といった公共施設もあり、昨年には図書館も開設。海底ケーブルを敷設して島全体でWifiが使えるようにするなど実効支配を強化している。

西沙諸島はベトナムとの領土争いがあり、また台湾も領有権を主張している。

中国はウッディー島に部隊を駐留させており、2015年10月にはJ-11等の戦闘機を展開、2016年2月には長距離地対空ミサイルの配備が確認されている。

また、長いところで1.8km程度の島に軍民共用の3,000mの滑走路をもつ軍事拠点。

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ウッディ島

ウッディー島: Woody Island(英)、永興島(中)永兴岛(中簡体)

永住者 1,443(2017年3月)
面積 2.1平方キロメートル
長さ 1.850 km
幅  1.160 km
平均海抜 5メートル

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